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【転載】 チャルマーズ・ジョンソン、文明発祥 地における略奪を語る


To: TUP-Bulletin@yahoogroups.jp
From: "minami hisashi" <liangr@sb.netlaputa.com> | 迷惑メールとして対処 | アドレスブックに追加
Date: Sun, 17 Jul 2005 21:54:06 +0900
Subject: [TUP-Bulletin] 速報522 チャルマーズ・ジョンソン、文明発祥 地における略奪を語る 050717




☆自由な人びとは間違いをしたり、罪を犯したりすることもできるのです
――2003年4月、ラムズフェルド国防長官★
ロンドンの地下鉄とバスが同時多発テロに攻撃されたのを受けて、ブッシュ
大統領は、イラクはテロに対する戦争の最前線であり、アメリカは踏みとどま
り、自由で安全なイラクを築くために戦うとまたもや演説しています。しかし、
アメリカは、イラクの誰を解放し、何を救おうとしているのでしょうか?
アメリカがイラクを占領下に置いて2年と有余の今、歴史的な視野に立つ国
際政治学者、チャルマーズ・ジョンソンが、文明の黎明期から伝わり、人類共
通の財産とも言える、イラクの歴史文化財の破壊の現状を報告します。井上

凡例: (原注)(数字=脚注)[訳注]〈ルビ〉《リンク》
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===============================================================
トムグラム:
チャルマーズ・ジョンソン、文明発祥地における略奪を語る
トム・ディスパッチ 2005年7月7日

 まえがき   ――トム・エンゲルハート

 わが国によるイラク占領において、歴史的偉業がもうひとつ達成された。つい先ほど、世界記念物基金が消滅危惧遺跡の世界100選リストにイラク国を載せた《*》のである。(「人類文明の揺籃の地と久しく考えられてきたイラクを、広く蔓延する略奪行為、軍事占領、銃爆撃、公共財破壊、その他の暴力行為が荒廃させている」) これは、同基金が一国全体を消滅危惧リストに掲載する初めてのケースであり、したがって、自分たちの所業の意味が分かっていない――また、気にもかけない――ブッシュ政権の比類なき功績ということになる。
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,7374-1677295,00.html

 バグダード陥落と同時に破壊が始まった。言葉が瞬時に消えうせた《*》。彼らは、イラクの歴史の記憶を、いとも簡単に、しかもその多くは永遠に、台無しにしてしまった。まず、国立博物館の略奪。そこには、ギルガメッシュの叙事詩の失われた部分を記した楔形〈くさびがた〉文字の陶版をおそらく含んでいたであろう最古の文字の粘土版の一部が保管されていた。それからまもなく、首都の壮大な図書館や古文書館が炎上し、過去から幾世紀を超えて伝わった書籍、書簡、公文書、初期コーラン、宗教文書――粘土版に押印されたり、石版に刻印されたり、金属板に彫刻されたりしたものではなく、最も貴重でありながら、どこにでもある傷みやすい媒体、紙に文字を記した記録のすべて――が永久に失われてしまった。ここで話題にしているのは、もちろん、歴史の精華である。そして、これは、イラク国民の犠牲と並ぶ、アメリカによる侵略の――イラクが(石油の他にも)保持していた財産に対するブッシュ政権の配慮のなさの、あるいは価値観の完全な欠如の――犠牲。こういうことのすべてが、ペンタゴンが捻りだした冷酷な熟語にいう「副次的被害」とされてきたのだ。
http://www.tomdispatch.com/index.mhtml?pid=585

 さらに悪いことに、古代遺物、文書や物品の略奪は、収まるどころか、なおも拍車がかかったかのようだ《1》。とてもよく組織化された墓荒らし盗賊団《2》から、米軍基地を設営するかたわら、土産物を失敬するアメリカ人技術者たちまで揃っているものだから、ただ単にイラク国民のものだけではなく、私たち人類の財産である古代遺産はひたすら南へと運び去られた。ロイター通信によれば、アメリカの空港でイラクの古物が1000点以上も押収されている《3》。値踏みもできない円筒形の印章が、eベイ[アメリカ最大のオークション・サイト]において、おおっぴらに一個数百ドルでオンライン売買されている。そしてこれは、失われたもののほんの小さな断片例にすぎない。こうした事態は収まるどころか、アメリカのイラクそのものである、正確な勘定も評価も超絶した混乱状態のうちにある。
1 http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/middle_east/4114906.stm
2 http://abc.net.au/science/news/stories/s1398822.htm
3 http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/N28120439.htm

 このような歴史に対する犯罪行為は、戦争がもたらす人的被害(やはりぞんざいにしか注目されてこなかった非道)に比べて、あまり関心が払われていないが、以下にチャルマーズ・ジョンソンが指摘するように、ちっぽけなできごとではない。ジョンソンは、(9・11攻撃時点よりもずっと前に執筆したものであるにも関わらず)私たちが2001年9月11日に至った道筋を説明するものとしては、すでに古典になっている書籍『アメリカ帝国への報復』(鈴木主税訳・集英社刊)、そしてアメリカ軍国主義の類を見ない研究書『アメリカ帝国の悲劇』(村上和久訳・文藝春秋刊)を出版しているが、目下、「帝国シリーズ三部作」の第3巻 "Nemesis: The Crisis of the American Republic"[『復讐の女神ネメシス――アメリカ共和政体の危機』]を執筆しているところである。ここに紹介する作品は、(2006年遅くまで出版の予定がない)同書の内容を早めに一瞥〈いちべつ〉させてくれる。トム

 文明の激突 ――チャルマーズ・ジョンソン

 ジョージ・ブッシュと彼の高官たちは、イラクに対する侵略を命令する前の何か月か、イラク国民のためにイラクの“財産”を保全することについて話していた。イラクの石油が禁句だった時期に、ブッシュが言う財産は、まさしくそれ――イラクの石油――を意味していた。ジョージ・ブッシュとトニー・ブレアは、2003年4月8日付け「イラクの将来に関する共同声明」において、「イラクの天然資源はイラク国民の財産であり、われわれはこれをイラク国民の福利のためにのみ用いるものとして保全する方針を再確認した」と宣言した(1)。この点において、彼らは言葉を裏切らなかった。侵略の最中および事後に、米兵たちがじっさいに警護した数少ない場所に、油田とバグダードの石油省ビルが含まれていた。だが本物のイラクの財産、何千年もの時を経た人類のかけがえのない遺産は、また別のことがらだった。アメリカの学識者たちが将来の「文明の衝突」について警告していたその時、わが国の占領軍は、おそらくすべての人類遺産のなかでも最大の貴重品が、略奪され、破壊されるがままにしていたのである。

 ジョージ・ブッシュがイラクに対する星まわりの悪い戦争をスタートさせてから、数多くの気が滅入るような光景――アブグレイブから漏出した写真、蹂躪〈じゅうりん〉されたファルージャ、個人住宅の表戸を蹴破〈けやぶ〉り、女性たちや子どもたちに突撃銃を向ける米兵たち――がテレビに映しだされた。だが、バグダードの博物館の略奪に匹敵するほど歴史に残響するできごと――あるいは、アメリカでは、たちまちのうちに忘れ去られてしまうできごとは――滅多にない。

 イラク国民に歴史の散らかしかたを教える

 考古学の世界で、イラクは文化の記録を7000年以上前まで辿ることができる「文明の発祥地」として知られている。シカゴ大学に中東研究センターを創設したウィリアム・R・ポークはこう言う――「今日、私たちが知る形の生活が始まったのは、かの地、ギリシャ人たちがメソポタミアと呼んだ土地においてだった。その地で初めて人びとは哲学や宗教について思索を巡らし、国際商取引の概念を発達させ、美の観念を具体的な形象に表し、そして何はさておき読み書き能力を開花させた」(2)。第一次世界大戦のころ、英国人たちが旧トルコのメソポタミア(ギリシャ語「〔チグリス、ユーフラテス〕両河川の
間」)飛び領地だった土地を指す古いアラブの言葉を借用して呼びはじめた領土の別称――バビロニア、シナル(シュメール)、メソポタミアほどに歴史を刻み、預言に関連した聖書にある地名は、イスラエルを別にすれば他にない(3)。創世を記す初期の書物はたいがいイラクが舞台になっている(例えば、創世記10・10、11・31、ダニエル書1〜4、列王記下24を参照)。

 イラクの文化遺産を構築したものとして、最もよく知られた文明は、シュメール、アッカド、バビロニア、アッシリア、カルデア、ペルシャ、ギリシャ、ローマ、パルティア、ササン、ムスリムである。ブッシュ大統領は、2003年4月10日のテレビ演説で、イラク国民は「全人類に貢献している偉大な文明の後継者」であると認めた(4)。ほんの2日後、自己満足の色を浮かべた米軍の目の前で、略奪と焼き討ちの混乱のさなか、イラク国民はその遺産を失いはじめることになった。

 2004年9月、国防科学評議委員会・戦略的コミュニケーション特別調査団は、ドナルド・ラムズフェルド傘下の国防総省にしては珍しくも自己批判的な報告を公表し、次のように記した――「米軍戦略の大目標は、圧倒的多数を占める非暴力的なイスラム教徒を過激武闘路線を採るイスラム教ジハド[聖戦]主義者から分離することに依拠している。だが、この点で、米軍の行動は失敗しているだけでなく、意図に反した結果を招いているのかもしれない」(5)
 バグダードの国立博物館に対する2003年4月11・12日の略奪、国立図書館と公文書館、ならびに宗教資産省のコーラン図書館に対する放火を前にして、ラムズフェルドや彼の将軍たちが見せた無関心――むしろ上機嫌な態度――ほどに、この失敗をあからさまに示したものはない。これらの事件は、ボストン大学の考古学者、ポウル・ジマンスキーによれば「これまでの500年間で文化がこうむった最大の災禍」である。オックスフォード大学オールソウルズ校のエレナー・ロブソンは「これほどの規模の略奪の前例を探すには、1258年のモンゴル軍によるバグダード侵略まで幾世紀も遡らなければならな
い」(6)と言う。それなのに、ラムズフェルド国防長官は、略奪行為をサッカー試合後の騒ぎに譬え、「自由は勝手気ままです……自由な人びとは間違いをしでかしたり、犯罪を犯すこともできるのです」(7)というコメントで一笑に付した。

 バグダードの考古学博物館は、おそらく中東全体の同様な施設のなかで最も内容豊かな収蔵品を誇っていると昔から見なされてきた。あの2003年4月の日びの間に何が失われたのかを正確に言うのは、所蔵品目録の最近のものは、その多くが考古学の学会誌に記載されたことすらもなく、やはり略奪犯たちによって破壊されたり、バグダードがこうむった1991年の湾岸戦争の後遺症のおかげで不完全だったりしたせいで困難である。一部しか記載していなくても、その所蔵品の最良の記録のひとつが、1988年に日本の古都・奈良で「シルクロードの文明展」と銘打って開催された展覧会に貸し出された展示品のカタログである。それにしても、略奪の後、博物館の一職員がニューヨーク・タイムズ紙のジョン・バーンズに言ったように、「全部なくなった、全部なくなった。2日間で全部なくなった」(8)。

 ミルブリー・ポーク、アンジェラ・M・H・シュスターの編集による、美しい画像付き、ただ一冊きりのかけがえのない書物 "The Looting of the IraqMuseum, Baghdad: The Lost Legacy of Ancient Mesopotamia (New York:Harry N. Abrams, 2005)"《*》[『バグダード、イラク博物館の略奪――古代メソポタミアの失われた遺産』](ニューヨーク、ハリー・N・アブラムス社、2005年刊)が、イラクで発掘され、この博物館に存在した所蔵品を特定し、回収された数千点の品じなの状態を記録する、10数人の古代イラク専門考古学者たちによる、胸が張り裂けそうな試みを浮き彫りにしている。同書の編者たちと筆者たちは印税の一部を割いて、イラク政府機関、遺物と遺産に関する評議会に献金した。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0810958724/ref=pd_ts_fb_12/250-3934439-3789841 [アマゾン日本]

 この災禍から1年後にロンドンで開催された美術品犯罪に関する会議の席で、大英博物館のジョン・カーティスが、盗難にあった最重要文化財40点のうち、少なくとも半数のものは回収されておらず、略奪された博物館の展示品や所蔵品ざっと1万5000点のうち、約8000点は行方不明のままであると報告した。博物館には、5800点の円筒形印章や粘土版が所蔵され、その多くに、発見された文字としては最古の時代に遡るものも一部含む楔形〈くさびがた〉文字や他の文字種の銘文が彫りこまれていたが、その収集品の全部が盗まれてしまった(9)。その後、略奪犯に対する特赦が実施された結果、イラク国内で工芸品約4000点が回収され、米国では1000点以上のものが押収されている(10)。カーティスによれば、イラクから出国する欧米人兵士たちに対する抜き打ち検査の結果、数名の者が古物を不法所持していたのが見つかっている。続いて米国内の税関職員がもっと多くの不法所持者を見つけた。ヨルダンの当局はイラクからの密輸品を2000点ばかり押収した。フランスで500点、イタリアで300点、シリアで300点、スイスでも250点が見つかっている。これよりも数は少ないが、クウェート、サウジアラビア、イラン、トルコでも密輸品が押さえられている。これら押収品のどれひとつとして、いまだにバグダードに送り返されていない。

 モスル[イラク北部ティグリス川に臨む都市]から南東に数マイルの地、ニムルド[古代アッシリアの首都カラフーの遺跡]のアッシリア歴代女王の墳墓から、1980年代末期、イラク人の手で発掘された「ニルムドの黄金」と呼ばれる有名なコレクションの616点は無事だったが、それも、第一次湾岸戦争のさい、博物館がこれをイラク中央銀行の地下大金庫に密かに移していたからに他ならない。2003年に米兵たちが銀行を守るために駆けつけたとき、その建屋は燃えた後の抜け殻になっていて、内部には崩壊した屋根の鉄骨が捻じ曲がって充満し、9層の床がその下敷きになっていた。それでも地下の耐火区画とそこの収蔵物は損傷されずに残っていた。2003年7月3日のほんの数時間、1990年以来で初めてニルムド収集品のごく一部が展示され、一握りのイラク高官たちの観覧に供された(11)。

 コーラン図書館や国立図書館の書籍や写本が放火に遭ったのは、それじたいが第一級の歴史的惨禍だった。オスマン帝国文書類、それにイラク建国に関する古い王朝の古文書の大半は灰塵に帰してしまった。ベネズエラの作家で"Historia Universal de La Destruccion de Los Libros (2004)"[『書籍破壊の通史』]の著者、フムベルト・マルケスによれば、2003年4月14日の火災のさなか、書籍約100万点と文書1000万点が破壊された(12)。火災の当日、ロンドンのインディペンデント紙のベテラン中東特派員、ロバート・フィスクはバグダードに居合わせていた。彼は海兵隊民事局の駐在所に駆けつけ、当直士官に地図を示して、文書保管所2か所の位置を正確に教え、そのアラブ語と英語の名を伝え、3マイルかなたから煙が見えると注意を促した。士官は仲間に「この人は聖書図書館のようなものが燃えていると言ってる」と大声で伝えたが、米兵たちは火を消す試みにいっさい手を出さなかった(13)。

 ウルのハンバーガー・ショップ

 闇市場における古代美術工芸品の価値を考えれば、米軍がバグダードを占領し、イラク支配権の掌握を完了する時期には、全国13か所の国立博物館のどこでも略奪が甚大な脅威になるはずだと米軍首脳部は警告を受けていた。1991年の湾岸戦争に続いた混乱のさなか、心なき粗暴犯たちが9か所の地方博物館から約4000点の物品を盗みだしていた。金銭的な側面を言えば、世界的に見て、古代文物の違法取引は3番目に実入りがよい国際取引形態であり、これに勝っているのは、麻薬の密輸と武器の密売だけである(14)。それに、過去のイラクは豊かだったので、イラクの考古学遺跡は、有意義なものだけでも全国に1万か所以上も存在し、そのうち調査の手が及んでいるのは約1500か所だけである。湾岸戦争に続いて、かなりの数の遺跡が盗掘に遭い、工芸品が欧米と日本の国際的な悪徳コレクターに売り渡された。これらの事実はすべて米軍指揮官たちに知らされていたのである。

 イラク侵略が目前に迫っていた2003年1月、アメリカを代表する学者、博物館幹部、美術品収集家、骨董品商の一団がペンタゴンで当局者たちと会合し、来るべき侵略について論じあった。彼らは、バグダードの国立博物館は、イラク全国に比類のない最重要な施設であるとして明確に注意を促した。シカゴ大学・東洋学研究所のマグアイア・ギブソンは「私は、遺跡や博物館に警備がつくという確約がいただけたと考えていました」(15)と語った。ギブソンは、危惧される点について話しあうために、2度にわたりペンタゴンを再訪したり、戦争が始まる前の時期には、同僚たちとの連名で数通の警告Eメールを軍当局者たちに送付したりもしていた。だが、ロンドンのガーディアン紙が、2003年4月14日の紙面で、もっと不吉な起こりうる事態の前兆を次のように報じた――ホワイトハウスにコネがある金持ちのアメリカ人コレクターたちが、さかんに「ペンタゴンを説得して、イラクの遺物の流出を予防するためのイラク出土品の海外売買の規制を緩和させようと努めている」。2003年1月24日、ニューヨークで活動する約60人の収集家・取引業者たちがアメリカ文化政策評議会と称する団体を結成し、ブッシュ政権やペンタゴン当局者たちと会合して、サダム・フセイン打倒後のイラクでは、骨董品関連の法規制は緩和されるべきだと主張した(16)。イラク工芸品の民間貿易を自由化すれば、それらの品目はイラク国内にある場合よりも手厚い保護を受けることができると彼らは言うわけだ。

 歴史的・人文学的に重要な施設や遺跡を保護するための国際的な法的予防措置の中心になるのが、1954年5月14日に署名された「武力紛争事態における文化財保護に関するハーグ条約」である。米国は同条約に参加していないが、その主だった理由は、冷戦期間中、条約が核戦争を遂行する自由を縛ることになると米国が危惧していたからである。それでも、1991年の湾岸戦争にさいして、父ブッシュの政権は条約の規定を受け入れ、貴重な文化財の存在が知られている場所を指定した「銃爆撃禁止対象リスト」を尊重していた(17)。2003年の戦争にさいしても、UNESCO[国連教育科学文化機構]、その他の文化遺産保護に関わる個人や機関は、若いほうのブッシュの政権が同じ方針を引き継ぐようにと期待していた。

 さらに2003年3月26日には、ジェイ・ガーナー(退役)中将が率いる国防総省・再建人道援助局――米国が当面の敵意を鎮〈しず〉めるために設置した民生事業機関――が、「さらなる損傷、破壊、および/または記録や資産の盗難を予防するために、可及的速やかに保安措置を講ずる価値のある」16施設のリストを米軍の上級指揮官たち全員に送付していた。バグダード陥落の2週間前に速達された5頁の覚書には、「略奪、およびその結果としての文化財の取り返しのつかない喪失を予防するために、多国籍軍はこれらの施設を防護するべきであり」、また「略奪犯たちは逮捕・拘留されなければならない」と記されていた。ガーナー中将による防護対象施設リストの筆頭に、イラク中央銀行が挙げられていたが、これは今や廃虚になっている。2番目は、古代遺物博物館だった。16番目に石油省ビルが載っていたが、これが米国のバグダード占領軍がじっさいに防護した唯一の場所だった。8年間にわたり文化財に関する大統領諮問委員会の委員長だったマーティン・サリヴァン、ボルティモアのウォルターズ美術館の館長であり同委員会の委員、ゲイリー・ヴァイカンの両氏が、CENTCOM[米中央軍司令部]による命令遵守不履行に抗議して辞任した。サリヴァンは、博物館が石油省ビルと同等の優先順位すら与えられなかったのは「弁解の余地がない」ことだったと述懐した。

 今では私たちに周知のように、米軍はイラクの偉大な文化施設を略奪から守るための努力をいっさいしなかったし、米兵たちは、暴漢たちが施設に侵入し、放火しているのを黙視していた。学会誌「ペルシアの諸社会の研究」の編集者であり、ストーニーブルックのニューヨーク州立大学の社会学教授、サイド・アルジョマンドは、「わが軍の兵士たちは、窓一枚やぶられていない石油省ビルを誇らしげに防護しながら、これらのおぞましい事態をわざと容認していた」(19)と書いた。米軍指揮官たちは、それに反論して、わが軍は戦闘に忙殺され、博物館や図書館を守るにしても、兵力が手薄だったと主張する。だが、これはどうにも眉唾ものの弁解に聞こえる。バグダード攻略戦のさなか、米軍はイラク北部の油田の安全確保のために2000名規模の兵力を急派する意志を紛れもなく持っていたのであり、戦闘が小康状態になっても、古代遺物にまつわる[軍事行動の]記録には改善の跡が見られなかった。壮大なジッグラト、すなわち(紀元前2112年から2095年にかけて建立、紀元前6世紀にネブカドネザル二世によって修復された)階段状の寺院タワーを備え、6000年の時を経たシュメールの都市、ウルにおいて、海兵隊員たちが、スプレー塗料を使って、その壁に "Semper Fi"(semper fidelis=「常に忠実」)と所属部隊のモットーを書きこんだ(20)。米兵たちが古代建造物の建設に使われていた粘土レンガを略奪するなど、当時、その地で犯されていた冒涜行為を隠蔽するために、米軍は遺跡を万人に対する「立ち入り禁止」にしていた。

 ナシリア近郊のウル周辺は、2003年4月まで人里離れた聖別された地域だった。だが、米軍は、それぞれ3700メートル、3000メートル長さの2本の滑走路、4か所の付属宿営地を備えた巨大なタリル空軍基地の建設用地として、ジッグラトにじかに隣接した土地を選んだ。建設の過程で、航空機やプレデター無人飛行機の格納庫などの施設の用地3万2600平方メートルを造成するために、工兵たちはトラック9500台分あまりの土砂を動かした。彼らは、文字どおりの人類文明の発祥地、すなわち将来の考古学調査や観光のために残されるべき地域を完全に破壊してしまった。地球安全保障機構によれば、2003年10月24日、陸軍と空軍とはそれなりの現代版ジッグラドを建造した。軍隊は「2番目のバーガー・キングをタリルに開店した。新しい施設は……ピザ・ハット店を併設し、新しいバーガー・キング・レストランを備えているので、イラクで任務に就いている男女現役兵たちは、ほんの一時だけとは言え、砂漠で待っている目前の職務を忘れ、本国に帰ったような気分にしてくれる、あのなつかしい香りに浸ることができる」(21)。

 ウル、ニネヴェ[1]、ニムルド[2]の遺跡を発掘した草分けである英国の大考古学者、サー・マックス・マロウアン(アガサ・クリスティの夫)は、アメリカ人たちが心に留めて置いたほうが賢明だった次のような由緒ある忠告を引用している――「古代遺跡の平安を乱すのは危険だった……古〈いにしえ〉の時代の遺産を崇敬するのは、賢明でもあったし、歴史的に重要でもあった。ウルは過去の亡霊がはびこる都市であり、鎮魂するのが分別というものだった」(22)
[1.紀元前612年に帝国の滅亡で廃墟となったアッシリアの首都]
[2.古代アッシリアの首都カラフーの遺跡]

 イラクの他のどこでも、アメリカの成績は誉められたものではない。バビロンでは、考古学者たちの反対を押しきって、米軍とポーランド軍とが兵站基地を設営した。イラクの数多くの考古学遺跡に通じた大英博物館の権威者、ジョン・カーティスは、2004年12月に同地を訪問したさい、「イシュタル[フェニキアの豊穣・性愛・多産の女神]の門の有名なドラゴン群像を形作る装飾レンガを何者かが抉り取ろうとしてできた割れ目や隙間」、それに「軍用車両に踏み潰されている2600年の時代物のレンガ舗装」を目撃したと報告した(23)。他にも、紀元前605年から562年まで在位したバビロン王、ネブカドネザル二世の宮殿の正面のもろいレンガ製壁面が、米軍ヘリコプターが巻き上げる砂でヤスリにかけられたようになっているという目撃証言がある(24)。考古学者、ザイナブ・バーラニはこのように伝える――「ナブ寺院の壁、ニンマー寺院の屋根は、どちらも紀元前6世紀のものだが、2004年5月から8月にかけて、ヘリコプターが飛び回ったために崩れ落ちてしまった。その近くでは、マケドニアのアレクサンドロス(アレキサンダー大王)の時代から伝わるギリシャ様式の劇場遺跡が重機類と大型車両の駐車場になっている」(25)。

 フリーの墓場荒らしや骨董品泥棒の手によって、イラク全域で大規模な略奪行為が横行し、欧米人コレクターの居間を飾る品物を積み上げているというのに、これに対処する方策は着手すらもされていない。わが国による侵略の余波としてイラクに持ち込まれた終わりのない混乱と安全の欠如のために、将来、イラクが平和になっても、その国には展示するほどのものはほとんど残っていないという結果になってしまった。人類の古代の揺り篭を、イラクの現在と同類の混乱や治安欠如に突き落としたのは、ブッシュ政権のささやかな功績などではない。記憶喪失が至福であるとすれば、イラクの古代遺産をみまった運命は、一種の現代版パラダイスということになる。

 ブッシュ大統領の支持者たちは、テロに対する彼の世界戦争について、「文明の衝突」であると際限なく語ってきた。だが、わが国の手によってイラクで破壊される過程にある文明は、私たち自身が継承した遺産の一部なのだ。それはまた、世界遺産の一部でもある。わが国がアフガニスタンを侵略する以前の2001年3月、私たちは、紀元3世紀の記念碑的なバーミヤン大仏像を爆破したとしてタリバンを糾弾した。これは特筆すべき歴史的価値のある2体の巨大な石像であり、わが国の新聞のヘッドラインや評論が、それらの破壊にこめられた野蛮さについて恐れいった調子でさかんにあげつらっていた。古代遺産の宇宙全体の破壊ということになれば、今日、私たち自身の政府は、はるかに大きな罪を背負っているし、アメリカによる侵略に対するイラク人の態度について考えるにしても、このことに思いをいたす者すら、わが国にはほとんどいない。だが、私たちが憶えていたくない真実を、他国の人びとは嫌というほど鮮明に追憶するかもしれない。

脚注

1.在ロンドン米国大使館公報「2003年4月7・8日、ブッシュ大統領の
北アイルランド訪問」――
http://www.usembassy.org.uk/potus03/potus03c.html

2.ミルブリー・ポーク、アンジェラ・M・H・シュスター編 "The Looting
of the Iraq Museum: The Lost Legacy of Ancient Mesopotamia (New York:
Harry N. Abrams, 2005)"[『イラク博物館の略奪――古代メソポタミアの失
われた遺産』(ニューヨーク、ハリー・N・アブラムス、2005年刊)]5
頁、ウィリアム・R・ポークによる「序文」。また、ロサンジェルス・タイム
ズ紙2005年6月20日、スザンヌ・マクニク 「イラクの略奪された過去
に脚光」を参照。

3.デーヴィッド・フロムキン "A Peace to End All Peace: The Fall of
the Ottoman Empire and the Creation of the Modern Middle East" (New
York: Owl Books, 1989, 2001)[『すべての平和を終わらせる平和――オスマ
ン帝国の没落と近代中東の成立』(ニューヨーク、オウル・ブックス、200
1年刊)450頁。

4.2003年4月10日「トワーズ・フリーダム・テレビ」[*]放送によ
る、ジョージ・ブッシュのイラク国民向け演説――
http://home.earthlink.net/~platter/speeches/030410-bush-tfreedom.html
[Towards Freedom TV=「自由に向かう」テレビ、2003年4月10日に開
局したボイス・オブ・アメリカのイラク版放送局。用語解説――
http://www.jiten.com/dicmi/docs/t/11657.htm ]

5.国防総省、取得・技術・物流担当次官室発行 "Report of the Defense
Science Board Task Force on Strategic Communication"[「国防科学評議委
員会・戦略的コミュニケーション部会報告」](ワシントンDC、2004年
刊)39〜40頁。

6.ニューヨーク・タイムズ紙2003年4月27日、フランク・リッチ「そ
して今――イラク略奪作戦」参照。

7.ロサンジェルス・タイムス紙2003年4月15日、ロバート・シーア
「『乱雑』なのは米国の政策」、トム・ディスパッチ2003年4月15日付
け再録「焚書」――
http://www.tomdispatch.com/index.mhtml?pid=578

8.ニューヨーク・タイムズ紙2003年4月14日、ジョン・F・バーンズ
「略奪者、イラク博物館の財宝を強奪」、歴史ニュース・ネットワーク200
3年4月14日、ピオトル・ミハウォウスキ「バグダード博物館の略奪は不名
誉」。

9.ポーク、シュスター編、前掲書209〜210頁。

10.ロイター通信2005年6月29日、マーク・ウィルキントン「古代遺
跡の略奪がイラクの遺産の脅威に」――
http://famulus.msnbc.com/famulusintl/reuters06-29-
050006.asp?reg=mideast&vts=62920051945

11.ポーク、シャスター編、前掲書23頁、212〜13頁、インディペン
デント紙2005年5月24日、ルイス・ジュリー「イラク博物館から略奪さ
れた財宝、少なくとも8000点が行方不明」、フィナンシャル・タイムズ紙
2003年5月23日、スティーヴン・フィドラー「略奪者たちは狙う品を知
っていた。蛮行の装いの陰に組織犯罪か」、スぺクテイター紙[アーカンソー
州]2003年4月19日、「ジャッカルの日」《*》。
http://www.agitprop.org.au/nowar/20030419_liddle_day_of_the_jackals.php

12.アンチウォー・コム2005年2月16日、フンベルト・マルケス「イ
ラク侵略、『1258年以降で最大の文化災害』」――
http://www.antiwar.com/ips/marquez.php?articleid=4859

13.インディペンデント紙2003年4月15日、ロバート・フィスク「バ
グダード略奪の最終章、図書館蔵書、書簡類、値踏みのできない文書類が炎
上」。

14.ポーク、シャスター編、前掲書10頁。

15.ワシントン・ポスト紙2003年4月14日、ガイ・グリオッタ「ペン
タゴンは博物館の危機を知らされていた――米国はイラクの歴史的工芸品を救
うように勧告されていた」、美術研究国際財団、マクガイア・ギブソン「イラ
クの文化的悲劇――博物館、古文書館、遺跡の略奪に関する報告」。

16.ロッド・リトル、前掲書、ガーディアン紙2003年4月15日、オリ
ヴァー・バークマン「バグダード火災で失われた古代文書館」――
http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,936943,00.html

17.美術研究国際財団、ジェームス・A・R・ナフジガー「イラクにおける
美術の喪失――戦時および戦後における文化遺産の保護」参照――
http://www.ifar.org/heritage.htm

18.オブザーバー紙2003年4月20日、ポウル・マーティン、エド・ヴ
ァリアミー、ゲイビー・ヒンスリフ「米軍は略奪された博物館の保護を要請さ
れていた」――
http://www.guardian.co.uk/print/0,3858,4651740-102275,00.html
フランク・リック、前掲書、ワシントン・タイムズ紙2003年4月20日付
け、ポウル・マーティン「部隊は財宝防護を命じられていた」。

19.歴史ニュース・ネットワーク2003年4月14日、サイド・アルホマ
ンド「米軍の監視下でこれが起こったのか?」――
http://hnn.us/articles/1387.html

20.オブザーバー紙2003年5月18日、エド・ヴリアミー「軍がウルの
古代都市を『破壊』」、ポウル・ジョンソン『美術――新たな歴史』(ニュー
ヨーク、ハーパーコリンズ、2003年刊)18、35頁、ポーク、シャス
ター、前掲書、99頁、第25図。

21.グローバルセキュリティ・コム「タリル空軍基地」――
http://www.globalsecurity.org/military/world/iraq/tallil.htm.

22.マックス・マロワン「マロワン回顧録」(ロンドン、コリンズ、197
7年刊)61頁。

23.ガーディアン紙2005年1月15日、ローリー・マッカーシー、メー
ヴ・ケネディ「戦争で破壊されたバビロン」――
http://www.guardian.co.uk/print/0,3858,5104058-103550,00.html

24.2005年6月20日付け、オーウェン・バウコット「イラクの遺跡を
救うための考古学者たちの戦い」――
http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,1510061,00.html

25.ポーク、シャスター編、前掲書214頁、ザイナブ・バーラニ「バビロ
ンの崩壊」――
http://www.thenation.com/doc.mhtml?i=20030526&s=bahrani

[筆者]チャルマーズ・ジョンソン(Chalmers Johnson)は、カリフォルニア
大学の国際関係論の教授を経て、現在は同州カーディフの「日本政策研究所」
(the Japan Policy Research Institute -- www.jpri.org )代表。著作「帝
国シリーズ」三部作のうち、下記の既刊2巻はいずれも国際的ロングセラー。
『アメリカ帝国への報復』(鈴木主税訳・集英社刊)――
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087733289/qid%3D1121129947/250
-
3934439-3789841
『アメリカ帝国の悲劇』(村上和久訳・文藝春秋刊)――
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163663304/qid%3D1121130060/250
-
3934439-3789841
目下、三部作の最終巻 "Nemesis: The Crisis of the American Republic"
[『復讐の女神ネメシス――アメリカ共和政体の危機』]を執筆中であり、同
書は2006年遅くにメトロポリタン・ブックスより出版の予定。本稿は、同
書の一部を抄録。

[原文]
Tomgram: Chalmers Johnson on Robbing the Cradle of Civilization
posted at TomDispatch on July 7, 2005
http://www.tomdispatch.com/index.mhtml?emx=x&pid=4710
Copyright 2005 Chalmers Johnson TUP配信許諾済み
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[翻訳]井上 利男 /TUP

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