子どもたちに<生きる力>と<希望>を! |
<高校生の性>の今 MLより 0102 |
トップ | 総合MENUへ | 自然『掲示板』へ | BACK | MENU | NEXT | 『高校生の性の今』掲示板 |
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 『高校生の性の今ML』 素直に語り合おう、私達の性の今 ML投稿先:sei7@mail.cocode.ne.jp 青柳仁アドレス:mr2310@po.saganet.ne.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ |
||
sei7:010 仁 (011114) | ||
皆様、仁です。 なかなか風が吹きません。世間では順風満帆、世界の危機はどこへやらで開放的に性の世界が展開されているのでしょうけれど・・・。「真面目に、正面切って・・・」ということになると、白日の下では、なかなか語れないものなんでしょうね・・・。 Midoriさんの『初体験その3』お届けします。 仁が最も大切だと考え、このメルマガとMLを思い立ったテーマです。 皆さんにとっても大切なテーマだと思っているんですがどうなんでしょう。ここになると、白日の下でないと、むしろ語り合えないんですよね。 <心の営みとしての性行為> すごいテーマです。Midoriさん、もう少し、お考え聞かせていただけませんか。 <コミュニケーション、ヘタだし・・・。 SEXでしか愛を感じとれないんだよ。 心で愛を感じとれたら、ほんと、いいね。 けど、心だけじゃ不安なんだよ>というのれさんのノートの言葉から仁はこれに応える生き方を見つけだしていこうと挑んだのでした。子どもたちにどうしたらそんな<愛する力>と<愛される力>がついていくのだろうか・・・。 <心は人とのコミュニケーションを求めます> 現実として、子どもたちの表現力も理解力も、とても表層を浮遊しているように仁は感じています。「もう一歩、深いところで考えてみようよ」としょっちゅう呼びかけています。けれど、よく考えると、私達大人が、そんな表層で生きていて、実のところ、アップアップしているのが現実なんでしょうね。だから、本当は、大人が、もっと深いところで人間を理解して、子どもたちに伝えていかなければならないんでしょうけれど・・・。 Midoriさんの問題提起はそんな要請に応えていく道筋を示してくれていると仁は思っています。この道筋で子どもたちに届く、子どもたちとの対話を創り出していきたいものです。 ooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo 『初体験』 その3 by・Midori (転載) ooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo 初体験3 (shindy! press 2000/06/03 Vol.43) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ shindy! press produced BY TEDDY!&HyperKID'S このメールは等幅フォントで最適にご覧いただけます ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■お互いのこと思いやったり尊敬し合ったりって考えると、愛情ってやっぱ深いよ! そうだよねぇ心と心のコミュニケーションだもんねっ!ってことで特別編“初・体・験!”もクライマックスだよぉ…とりあえずびば!わ〜るど 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ◆◇◆ とりあえずびば!わ〜るど ◆◇◆ 好評!みどりさんの描くイタリアンティーンのアレコレ『ピノッキオぉ〜!』 連続3回の特別編“初・体・験!”もついにクライマックスだよ★エンディングの テーマは“心とからだ”! 愛情って人と人との関係の基本なんだよねやっぱ。 うーんでも愛情って改めて考えると、今まで思ってたよりかケッコーむずかしいかもね。簡単な気もするけどむずかしーなぁって。やっぱ愛情=フォーエバーなテーマだよ。そう思わない? みんなの意見とかもたーっくさん聞かせてほしいなって思ったねっ!だからメールちょーだぁーい★待ってまぁーすぅ。そーそー今朝の6チャン(えっと29んちのエクスプレス?)の心理テストであたしが選んじったハートのブローチってぇなんか“愛してる人だけ癒したいー!”って意味なんだってっ! キャーッ! 『ピノッキオぉ〜!vol.13―特別編☆初・体・験!3-心とからだ―』 <心の営みとしての性行為> 今回は心の話です。 心と身体は密接な関係にありますね。切り離して考えられません。子供なんか特に分離が出来ません。今7歳の息子は、学校へ行くのが嫌だと、腹痛を起こします。本当にお腹が痛いのです。 病は気からとも言うし、気持ちの有り様でクスリの効き方が違ったりもします。 成長するとだんだん心と身体を切り離す訓練が出来てきます。嫌だと思っても腹痛を起こさないで学校へ行けるでしょ?でも完璧に分離する事はできません。 性関係でもそうです。愛してない人と性関係を持つ事は出来ます。快楽だけを切り離して得る事も可能です。身体はそのように出来ています。でも心はそうはいきません。 <心は人とのコミュニケーションを求めます> 身体を密着させる性行為で、心は相手とのコミュニケーションを求めます。コミュニケーションが得られない行為の場合(身体の快楽だけ求めた場合)ある種の不安感と言うか、物足りなさが残って、その代償にさらに大きな身体の快楽を求めようとします。 身体の快楽がどんなに大きくても、心のコミュニケーションが持てなければ、心は満足しません。果てしない快楽への追求に陥って、心の中はそれに反比例して、すきま風が吹き荒れるようになります。 だから一番素敵な性関係と言うのは、心から思いやり、思ってくれる相手とのいたわり合い、尊敬し合いながらの関係ですね。心と身体のコミュニケーションがうまくいって素敵な体験になると思います。要するに「愛し合う二人」という言葉で表現すると陳腐だけど、一番素敵な関係の事です。 ところが、これが簡単そうで、そうでもないんです。 <「愛する」能力はどこから来るのか> 「愛する」というのはひとつの能力だと思います。「愛する能力」は誰にでも備わっていますが、誰でもうまく開発が出来ているわけではありません。 ここで親子関係が出てきます。両親の責任が大になります。 この世に生まれでた幼子にとって、両親は世界のすべてです。自己と他の区別が出来ていない生まれたばかりの赤ちゃんにとって、両親との関係は自分と自分の関係、自分と世界の関係です。両親から(あるいは親代わりの密接な関係を持つ人から)優しく保護され、世界は自分を受け入れてくれる、自分は自分を受け入れるという感覚を与えられながら育てば、それは愛する能力を育てる事です。 この世に生まれ出てよかったんだ、と思え、自分を受け入れれば他も受け入れられます。 ただ、困った事に、親も人の子、完璧ではありません。親がそのまた親から、うまく受け入れられなかったり、間違った接し方をされていれば、子供に「愛し方」を示す事が出来ません。社会や地域の習慣も加わって、事はますます複雑になります。 例えば、私の父は男ばかりの4人兄弟の中で育ちました。自分の父を知らずに育ったので、まず「父親」のひな形が父の中にありませんでした。私という初めての子が女の子で、それはそれは可愛がってくれました。そんな意味では、私はすぐに「優しく保護され、世界は私を受け入れ」てくれる感覚を持ったわけです。 父は大正末の生まれで、戦争臭の濃い時代に育ち、太平洋戦争も経験しました。 当時の思想として男尊女卑の考えをしっかりとたたき込まれた世代でした。父の母は男勝りで、父は愛する母が女でありながら男っぽい事に安心感を抱いていたように思えます。 父が親戚友人とのおしゃべりの中で折に触れて繰り返した「女はどうしようもない生き物」「女は劣る存在」の思想に私はずいぶんと苦しみました。幼い子はなぜかしっかりと、自分が男か女か意味がわからないながらも把握しています。 自分のせいではない事で、私は自分の父親という世界の半分、自分の半分から、拒否されている感覚を持ち続けて育ちました。そのせいか、子供の頃から、刀やピストルを好み、父から「お前は男の子みたいだな」と言われるのを喜びとしていました。それで、本当に男のように育ったのかと言うと、自分の中にある「女の子」がそうはさせませんでした。 さらに、私の生理的特質でオシッコが近く、小学校1年の時、クラス内でおもらしをしました。さぁ、大変!想像がつくでしょ? その日からクラスの男の子達は私を虐め始めました。触ると腐るだの、いろいろ言われて、私は男の子から「拒否」されて小学校を終えました。 相手から拒否されるのを恐れて、自分からイニシャチブをとる事はしない、誰かの影に隠れているという自分の守り方を身につけて行きました。 <「愛される」事も能力> そんな私が初めて恋をした時、当然、うまくいきませんでした。相手も好いてくれるのがわかっていながら表現できず、彼と性関係を持てるような機会があった時も出来ませんでした。私の中の何かが、処女の恥じらいだけではなく、大きくストップをかけました。この時うまくいっていれば、私の人生は全く変わっていたはずです。それほど「愛していた」のに「愛される事」が出来なかったせいです。 「男性」から「拒否されて」育った私が、うまく、マトモに男性と付き合えるようになるには、すごく時間がかかりました。 「愛する能力」と「愛される能力」が開発されてないな、と気がついたら、その時は、自分の中にある親との関係を、じっくり分析してみる事だと思います。 そして「完璧でない」親を恨むのではなく、分析した事実だけをしっかり見つめる事です。真実を知る事に勝る治療はありません。事実を受け入れ、自分を受け入れていけば、段々開発されて行きます。 「愛する能力」と「愛される能力」があれば、すてきなコミュニケーションとしての性関係ができ、「愛する能力」と「愛される能力」を子供に教えられる、素敵な親になれます。 * * 「初体験」から始まって、男と女の結びつきに関する身体と心の話をしてきました。若いみんなに、人生で重要な意味を持つこの関係をシアワセなものにしていってほしいと、心から願いながら書きました。 何か、御意見、御異見があればメールをください。 またお会いしましょうね! 「初体験3」終わり;読んでくれてありがと! MidoriさんのHPです。訪問して交心してください。 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/5716/shindy/shindy1.htm HP『高校生の性の今 MENU』 http://easter.ne.jp/aoyagijin7/sei/seimenu.htm メルマガ『高校生の性の今』バックナンバー編 http://finito-web.com/netkeijinan7/sei/sei-backmenu.htm |
||
〇-----*****************************************************-----〇 無料メルマガ『高校生の性の今』 <心だけでは不安なんだよ>という高校生の声があります アダルトチルドレンの社会現象があります もう一度性の現実について率直に語り合ってみませんか? http://melten.com/osusume/?m=7207&u=5428 〇-----*****************************************************-----〇 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 『教育を語るML』 aojin7@freeml.com 『高校生の語り広場ML』 aoyagijin@ml.melma.com 『教育ボランティアネットワーク7 』グループのアドレス: 投稿アドレス: kyouikuborantia@egroups.co.jp ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
||
トップ | 総合MENUへ | 自然『掲示板』へ | BACK | MENU | NEXT | 『高校生の性の今』掲示板 |