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<いのち>の授業 資料04
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『命の教育』 ☆ 「にわとり丸まんま」
「ニワトリの命を通して」学習を終えて
〜筑水高校の体験を聞いて〜
6年1組
浮羽郡吉井町立吉井小学校
命の大切さを知って
秋山晴香

 私は、今日高校生の話を聞いて、いつもはあたりまえのように食べている肉や魚、野菜は、殺して、私達が生きるための栄養になっているんだから、感謝をして食べて、絶対に食べ残しをしないようにしたいと思います。
 私は、高校生が言った、殺したにわとりを調理して食べる時「いただきます」を言わずには食べれなかった、と高校生が言った言葉がとても心に残りました。でも、自分が実際、卵からの育てたにわとりを殺すというのは、私にはできないと思いました。
 今日の学習でもっと食べ物への感謝をしないといけないと思いました。今日のことを家族にもたくさん話しました。今日の授業は、私にとって、とても大切なものになりました。命の大切さ、動物への感謝の気持ち、ありがたさ、いろんな事を教えてくれてありがとうございました。
心をこめて「いただきます」
岩瀬史哉

 僕は、今日、高校生の人達に、命の大切さを聞いて、ニワトリを、卵からかえらせて、自分たちで育て、最後にニワトリを殺して食べるのは、とてもつらいことがわかりました。最初ははりきってせわをして、後でいやになったけど、やっぱり自分が育てたから殺すのはとてもつらいんだなと思いました。
 ぼくも、犬をかっていて、最初はかわいがっていたけど、だんだんせわがいやになったけど、やっぱり今でせわをしてきて、殺すのはつらいから、ニワトリもいっしょで、殺すのはとてもつらいと思います。
 それでも食べるために殺すのだから、命をいただくという意味がわかりました。食べ物を大切にすることは、いのちを大切にすることと同じだということがわかったので、食べ残しをせず、『いただきます』を心をこめて言いたいです。
命体験はいい
大藤宏次郎

 僕は、命の大切さのことで、とても、どんな物でも、ちゃんとした命がある。だから、人間も、他の人を殺したりしているけど、筑水高校の人達から教えてもらって、とても命は重い物。一人に一つしかない。とても大事な物。
 もしも僕があの場にいて、自分たちで育てたニワトリを殺さなくてはならない時は、多分そのニワトリを殺せないと思う。理由はかわいそうだし、自分達で一生けんめい心をこめて育てたニワトリが死ぬのなら、じゅみょうとかそういうふうなので死ぬのならしょうがないけど、自分の手で、自分の愛情がたくさん入っているし、たくさん自分になついているようなニワトリを殺すことはできないと思った。
 だけど生き物や食べ物があるから人間がいる。だから生き物や食べ物に感謝したい。
 だけど、体験はいいと思った。理由は、とても命の大事さがわかるからです。
私がもしニワトリだったら
尾花彩子

 発表を聞いて、筑水高校の人達が私達が知らないことを体験しているからどんな思いだったのか分かった。それに私達がご飯を食べる時、動物の気持はあまり考えていなかったけど筑水高校の人の発表を聞いて、どんなに小さな生き物でもちゃんとした命があってそれを私達が殺して食べている。私は「ニワトリ」などの動物はほとんど人間のために生きている、とも言えるからもうちょっと動物などのことも考えようと思う。
 私もいろんな体験をしていろんな思い、筑水高校の人達の感じたという思いを知っておきたいです。
 私がもしニワトリだったら、殺されるのはいやだけど、筑水高校の人達みたいに思いを分かってくれたらいいと思う。他の動物、牛、ぶた、馬も同じで。
ぼくがニワトリだったら
木下賢

 ぼくが、ニワトリだったら最初、卵から育ててもらうのはとてもうれしいけど、大きくなって、殺されるのはいやだ。わけは、もっとみんなちっしょに遊びたいし、みんなと別れるのがいやだから、みんなと一緒にいたいからだ。
 いままで一番うれしかった思い出は、ぼくたちを卵から育ててくれたお兄さん、お姉さんが僕達を一生懸命育ててくれた思い出。そして、ぼくたちを殺して、食べる日がきた。まず、お兄さんお姉さんはぼくたちの首を切る。そして羽をぬく。でもぼくは、みんなが、おいしく食べてくれて、のこさず食べてくれるのなら、殺されてもいい。そのかわり、最後に、一言声をかけてくれたら、もっとうれしいな。「おいしい」とか「ありがとう」とか声をかけてくれたら今までよりもっとうれしくなる。
世界にたった一つの命の大切さ
重富千明

 私は、筑水高校のお姉さん達が育てていたにわとりを殺したときの思い出を聞いて、少しこわかったけど、お姉さん達はその体験によって「命」という世界にたった一つしかないもの、平気で今の時代は殺し、命をうばっていく人はおかしいと考え、この話を広げていってもらいたい。そして命の大切さを身にしみてもらい、こんな話を聞いたときは、ざんこく、ひどいではなく、「命をありがとう」と言えて、命の尊さを学べるので、こんな授業をして広げていってほしいです。
 そして、これから私は肉や魚や野菜を食べるときは、命を考えて、これから一つ一つの命の大切さや人間の栄養になっていく動物のことを考えて、「いただきます」「ごちそうさま」をいいます。
 そして、「命をありがとう」と感謝します。
 そして、私はこの世で一つしかない命をくれた動物のぶんまで生きていきます。
実感してからこそ小さな命の大切さが分かった
森山有子

 今日、道徳で「にわとり丸まんま」があった。
 その名前から聞いて思ったことは、にわとりを全部というのが思いうかんだ。その話を聞いて心に残った。にわとりは、はねとかをぬかれてナイフで殺されているのに「ぬくい」ということは、さっきまで生きていたということがわかった。
 それと、さっきまでなおちゃんやみんなは、にわとりは気持ち悪いと言ったけど、みんなの気持ちが変わったのは、なおちゃんが「ぬくい」といったからだ。今まで生きていて殺されて料理になって私達がいつも食べている鳥肉が、にわとりとしてでてるから、にわとりに感謝したいなぁと思った。
 そして、筑水高校の人達に、にわとりを殺したときの気持や今までのにわとりとの思い出とかを聞いた。卵が来たときは、どういうふうに成長するかわからなかったけど、ひよこからにわとりになったときは、成長していく姿をみるにつれて、とてもよかったと言っていた。こういう思い出がいっぱいあったんだなぁと実感した。にわとりが大きくなって殺す時の気持は、今まで大事に大事に育ててきたのに、殺すということがとってもつらくて、やっとの思いで殺したと言っていた。
 けど、こういうのを実感してからこそ小さな命の大切さが分かった。今までそういう大切さとかは、ぜんぜん分からなかったけど、こういう勉強をして命の大切さが分かった。
自分たちにとって命とは何ですか
龍里枝

 私は9月12日のみなさんの発表で「命の大切さ」が分かりました。
 私も、もしもみなさんのように一から育てたにわとりを殺さないといけないと思うと、すごくつらいです。だけど、私たちはそのにわとりをなにげなく食べ、自分達の栄養にしてもらっているので、12日の学習でさらにありがたい意味も心に残りました。私は12日の高校生の発表が終わり質問の時、質問できなかったけど、ちゃんと質問を考えていました。それは、「自分たちにとって命とはなんですか」という質問です。
 12日の発表で、私は、自分にとって命とは、世界中のどこを探しても、自分の体の中に一つしかない自分の宝物だと思いました。
 これからは、「いただきます」も「ごちそうさま」も心をこめてあいさつをしようと思います。
 今日は本当に「命のすばらしさ」「命の大切さ」「命のありがたさ」を教えてくださってありがとうございました。
第一回目出前授業
久留米筑水高等学校 高尾忠男
23 第一回出前授業

 9月12日(水)14時10分〜15時(浮羽郡吉井町立吉井小学校〜5,6年生97名・来賓・保護者40名・新聞各社・計約150名)
 4限目より、出発する前に生徒達の心の準備をさせ、出来るだけ精神的に落ち着くように、もう一回練習しました。
 吉井町吉井小学校、多目的ホールに14時00分開始の30分前に、緊張の中到着し、校長先生始め吉井町教育委員長、大坪元高校長、他来賓数名に紹介されました。
 小学生5・6年生約100名、保護者、10数名、先生方約10名、総数130数名の中、紹介後、いよいよ発表が始まりました。
先ず、私から、命の教育を始めた理由,現在までの経緯を簡単に説明しました。
 次に、昨年の命の教育が、初めて聞く人達に良く理解されるように、卵〜ヒヨコ〜飼育〜解体〜試食を始めから取材された、昨年(12月12日)のテレビ放映を(約5分間)行いました。
 その後、昨年体験した女生徒5人が、タイトル「感謝の気持ちは心を込めて」。サブタイトル「鶏からの贈り物」で、スライドによる発表を約10分間、緊張の中熱を入れて一生懸命発表しました。
 私は、何しろ初めての「出前授業」ですから、先ず、授業を受ける小学生の反応態度を注意しながら見ていました。
 内容は、ニワトリ解体実習を通して体験した「命の大切さ」「命の重みや、尊さ」「食べ物のありがたさ」「いただきます」の意味最後は、最近の高校生犯罪や、幼児虐待など時局について、高校生らしく新鮮な感覚で斬新的な発表をしました。
 大変分かりやすく、聴衆の小学生は微動だにせず、一生懸命「高校生のお姉ちゃん先生」の発表に聞き入っていました。
 最後は、私も初めての体験でどのような展開になるのか一番心配していました、授業した高校生と、それを受けた小学生との質疑応答に入りました。
 予め、答弁は全員で出席番号順で行うことに決めていました。何故なら、全員が体験した貴重な、ニワトリの解体実習と、それによる本日の出前授業ですから、各個人思いは違っても答えることは出来るし、又、答えることで、生きた勉強が出来るのではないか考えたからです。答弁は全部生徒達が答えるように、先生に振らないように、と事前指導しました。
24 質疑応答
 発表後、質問が始まりました。
 「鶏の頸を切る時に、手が震えたと発表されましたが、結果的には切ったんでしょう、手の震えを振り切った気持ちは何ですか?」、小学6年生と思えないような、鋭い質問が有りました。
 質問された高校生は一瞬驚き「ちょっとお待ち下さい」といって、5人が相談し、答弁順番の生徒が代表し「その震える気持ちを振り切ることはどうしても出来ませんでした、しなくてはならないので切りました、やる前と、切った後では、言葉として表現は出来ませんが、何か貴重なことを体験したように思います」。
 質問する小学生も大変立派です。それに答えた生徒達も体験した人しか答えられない、これも素晴らしい答弁えでした。
 他の質問も「命」を中心にした数多い質疑のやり取りが、予定時間いっぱい続きました。
 それも10歳前後の小学生と、今何を考えているか分からないと云われる青春時代の高校生が、このような「命」を基本にしたレベルの高い質疑をする。
 こんな機会が持てると云うことは、その会場の状況、雰囲気を肌で感じながら、何と素晴らしいことか、と心の底からこみ上げる嬉しさ、いじらしさ、逞しさをひしひしと実感しました。
 このような素晴らしい発表の場を与えていただいた、小学校の校長に衷心よりお礼を申し上げて、本校に帰校しました。
 帰校の車の中で、生徒達を慰労し感想を聞いたところ、「私達の発表内容を、質問の内容からして大変良く聞いて、理解してもらったんだなと、大変嬉しかったです」。
 又、「小学生とは云えない鋭い質問が、次々と出て、自分達も大変刺激になり、勉強になりました」。
25 吉井小学生感想文
 数日後、出前授業に行った、小学生の感想文を読ませていただきました。「自分達が卵からふ化したヒヨコを育て、そのニワトリを殺して食べる時、『いただきます』を云わずには食べれなかった。と高校生が発表した言葉がとても心に残りました。
 『いただきます』の本当の意味、『命の大切さ』、動物への感謝の気持ち、いろんな事を教えてくれてありがとうございました」。
 「『命』と云う世界にたった一つしかないものを、平気で殺し、命を奪っていく人はおかしい、それでこの考えを、この話を広げていってもらいたい」。
 どの感想文も小学生とは思えない、読んでいて大変感銘を受ける内容でした。
 これは、常日頃からの小学校の教育の結果が、人間としての一番基本的な純朴さ、素直さを育んだ結果として、こんな素晴らしい感想文が書けると思います。
 この出前授業は前記したように、発表した高校生やそれを聞いた小学生にとっても、実施して良かったと思いました。
 次回の発表は10月中旬ですから、前回を参考にしながら準備をすることにしました。
 発表者は、クラス全員がこの同じ貴重な「命」の体験をした訳ですから、外部に発表する機会は、出来るだけ違う生徒にも与え、更に、生きた勉強をさせたいと思い、別のグループを編成しました。
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