子どもたちに<生きる力>と<希望>を! 
<「障害」者と共に生きる> 02
将来に夢見る子さんの部屋  0201
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将来どうすればいいの!
{障投稿001} by将来に夢見る子 (011012)

 筑後養護学校赤坂分校の高等部に在籍しています.。
 メールを読ませてもらいました.。私も将来のことを悩んでいます.。
 障害のこともですけど、将来、社会に出て行きたいと思っています.。しかし、社会のことは、全く分かりません.。どんな仕事があって社会参加ができるのか教えてください.。毎日悩んでいます.。もし、いろんなことがわかるのでしたら、せひおしえてください。
 待っています.  
Re:社会参加について
{障投稿001 Re:01} 仁 (011015)
 夢見る子様、仁です。

 お便りありがとうございます。返事が遅れて申し訳ございません。
 いろいろと考えてみましたが、直接「どんな仕事がある」というような紹介は、今は、できません。夢見る子さんの社会参加への強い願いが叶えられるよう、仁も、一緒に、考えさせてください。
 それで、夢見る子さんの、希望や夢を、少しずつでもいいですから、お聞かせ願えると、仁の考え方も少し具体的になっていきます。よろしかったらお聞かせください。
 高等部の先生達とは話し合っていますか・・・。
 先生達の方が詳しいと思いますけれど、毎日悩んでおられるようなので、仁も夢見る子さんの悩みをもっと聞かせてほしいと思います。メールで思ったこと何でもぶっつけてみてください。書くこと、表現することで、夢見る子さんの心や思いや願いが、もっとはっきりしてくるのではないかと思うのです。不安や焦りでもかまいません、心を表現することで、自分自身との向き合い方も見えてくるような気がします。

 仁も若い頃は「障害」を持った人達とおつき合いをしてきました。介助やキャンプなどで過ごした日のことを思い出しています。自立「障害」者の生き方に、たくさんのことを気づかされたり、学びを得てきました。
 そんな中で考えた仁の考えを一つお話しさせてください。

 「社会参加がしたい」という夢見る子さんが存在していること、そしてその願いを持って生きようとしていること、そのこと自体が、仁にとっては、確かな「社会参加」だと思うのです。夢見る子さんが「自らの力で幸せに生きたい、自己実現をめざしたい」という願いを、人々に伝え、理解を得、本当に自己実現できるような世の中になっていくことはとても大切な<人間の仕事>です。その願いを受け容れて、共にそんな世の中を創り出していこうとする人々の豊かなつながりが、夢見る子さんの<願い>の発信によって,
生み出されていくとすれば、それは素晴らしい<社会参加>なのではないでしょうか。
 それは、「報酬」を貰える「仕事」ではありません。夢見る子さんが考えている「仕事」は報酬を獲得するものなのでしょうけれど、そうではないもう一つの大事な<仕事>が人間にはあるんだということについても、考えてみてはいかがでしょうか・・・。とても難しい話になりますが、よければ考えてみてください。

 仁はHPを持っていますし、メルマガも発行しています。
 仁の知らない「仕事」や「生き方」について情報を得ることもできます。夢見る子さんの<願い>を発信することで、そんな人のつながりも創りだしていけるんではないかとも考えています。夢見る子さんが自分の夢を見続けることの中に、そんな人のつながりを創っていくことへの期待と夢を付け加えることも、また、新しい生き方の発見になっていくのではないかと考えました。

 仁が今メルマガを通しておつき合いをし、学ばせて貰っている人がいます。
 その人のメルマガを紹介します。「障害」の事情は違うでしょうけれど、<生き方>として、そんな生き方もあるのかという一つの例にしてもらえればと思います。

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【タイトル】: 「今日のあの橋を越えたら・・・」(ほぼ日刊) 

              10月15日号へどうぞ!
              「太陽の家」が紹介されています

【URL】  : http://www4.ocn.ne.jp/~kara/
【紹介文】: 高校生の頃カヌーの全国大会で準優勝。でも、その直後、悪性脳腫瘍
が見つかり手術を受けることに。命は助かったけど車椅子生活になっちゃった。
あれから7年、何とか生きている(笑)僕が書く日記です。
   
 平本さんの紹介文 → <青年は…どうしてこんなに努力できるのでしょうか。身
体が不自由なのは苦しいはずなのに、常に自分のできることに挑戦する気持ち。一体
どこから沸いてくるのでしょう。
 辛島君を支える人たちが良いですね…こんなに素晴らしい人たちがいるんだ!と嬉
しくなります>。

 このメルマガの購入は
 http://melten.com/osusume/?m=6854&u=7207

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 夢見る子さんは自らを「夢見る子」と呼ぶほどです。たくさんの夢を見てください。そして、その夢を表現し、発信してください。そこから人のつながりが創り出されていくことを仁は信じています。ともかく、まず、仁は、夢見る子さんの夢と願いの発信を受信していきたいと思いますし、その夢見る子さんの夢と願いが実現できるための人のつながりの中の一人でいたいと願っています。

 自分を大切にして、自分の手で、自分が幸せになれる生き方を創りだしていってください。仁を必要とするときはいつでも声をかけてください。仁にできることは何でもしていきます。

 次の発信楽しみにしています。

 青柳仁メールアドレス                  mr2310@po.saganet.ne.jp
社会参加がしたい
(011017)
 仁様 夢見る子です。

 お便り有難うございました.。返事を呼んで、私も関心を持ちました.。私は、社会参加をするのは、簡単なことだとは思っていません.。しかし、障害を持ってもきちんと社会参加をしているたちが、たくさんいます.。そのような人達と同じように私も参加したいと思っています.。いろんな事を高等部の先生と話をしているのですが、社会が、厳しい今は、なかなか障害者の参加が厳しいし、一般の人達だって厳しい時
代だから、考えてしまうのです.。普通の人達といっしょうに働くのは、難しいですか!今、TVを見ると障害者の制度も新しくなってきているといっていましたが、現実のところはどうなっていると思いますか!私は、そのようなところをもっと分かってこれからの行動をとっていきたいと思います.。私は、病院に入院をしながら、学校に通っています.。車椅子で生活をしています.。でも、今は病院から、出て普通の生活をしながら働きたいと思っています.。このことは、両親も賛成していますが、本当のところは不安です.。しかし、先輩の人達が、結婚や社会参加をしているのを私も頑張るぞと思います.。私の病気は、進行性の筋ジスで、治療法もみっかっていませんが、これからも頑張ります。
 みんなで、これからのことを話し合って行きたいと思っています.。
         by夢見る子より

  夢見る子様、仁です。
 辛島さんのメルマガの一部紹介します。ICAAで働く辛島さんの自分自身との闘いです。
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 (・・・前略)
 だが、今日もICAAに行く途中に失便した。車の中に一通りの着替えを入れたリュックがある。それを障害者トイレにもっていき自分で着替える。といってもシャワーを浴びれるわけではないし、誰かに着替えさせてもらうわけではない。自分の力でタオルか何かでお尻を拭いて汚物はビニールに入れ新しいズボンをはく。

 一連の作業は手馴れたもの。失禁で着替えた経験はかなりの回数になる。だけど失禁と失便は違う。着替え終わった後の疲労感のすごさは言うまでもない。

 仕事に対して僕は甘えを見せたくはない。一番大事なのは時間であって、独りよがりをなくし誰かに用件をきちんと伝えることも必要不可欠だろう。いくら失便をしたからといって、1時間も2時間も着替えに時間をとっていいはずがない。僕は1時には間に合わなかったが1時15分にはICAAのデスクの前にいた。「一人でどうやって着替えるの?」「誰かに着替えさせてもらえば良いのに・・・」そう思う人もいるだろうけど、これは僕の意地でもあるし、自分でできることを誰かにやってもらうのは完全な甘えだと信じている。自分の体調が優れない場合以外は僕は自分を信じたい。

 2時過ぎから大分市介護研修センターに福祉機器展示場を見学に行ってきた。車に着替えが入ったリュックを積んでいて、それで一通りの着替えを済ませ1時15分に勤務の状態にたどり着けたからできたことだ。以前の僕なら便が出たら対処に時間がかかっただろうし、その後の行動も消極的になっていた。でも、仕事は待ってくれない。時々しかめぐってこないチャンスをできる限り物にしていくためには自分を信じ、自分を磨かなくてはならないんだろうな〜。

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 辛島さんに紹介しました。以下のようなアドバイスを頂きましたので「転送」します。参考にしていただければと思います。
(011019)
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 【転送】:          
         
こんばんは。辛島裕樹です。

>  筑後養護学校の生徒さんからお便りがあって、「社会参加したい」という願いを受
> 信しました。15日付の辛島さんのメルマガに「太陽の家」の紹介があっていました
> ので、仁のHPに「転載」して夢見る子さんに紹介しました。
>  少し情報を集めたいと思っています。
>  夢見る子さんの<願い>はとても強いものがあります。なんとか自立へのいいイ
> メージを作りあげていってほしいと思いますので、これから辛島さんにいろいろご相
> 談したいと思っています。夢見る子さんの事情がもっと詳しくわかり始めましたら、
> 辛島さんにもコンタクトをとって貰いたいと思っています。よろしくお願いします。


 僕の力がどこまで頼りになるかはわかりませんが協力は惜しみません。ただし、僕は正直にいいますから不快に思われる場合もあるでしょう。でもそれは障害者のためだということをわかってください。

 まず、「社会参加したい」というレベルはどこくらいですか?健常者が普通に働く平均月収を稼ぐくらいになることですか? 近所の川原でごみ拾いをすることですか?

 今の時代社会参加のレベルが高いほど、障害者を問わず誰しも難しいものがあるのはお解かりだと思います。まして養護学校の学生さんならば社会経験が乏しいので即戦力重視の今の時代で仕事を見つけるのは簡単ではないでしょう。

 今の会社は障害者を採用する際2つの点を重視するそうです。1つは「身の回りのことを自分の力ですべてこなせるか」。2つは「人間関係がうまくできるか(礼儀、人付き合いなど)」特に2が問題で、養護学校の生徒さんならばなおさら注意してほしい点です。養護学校の生徒さんは一般社会に出たときにうまく付き合いができない場合が多いそうです。いくら資格や特殊な技術があっても、それで仕事がうまくいくと
は限らないですよね。せっかく入社してもすぐに辞めてしまいかねません。

 できれば就職を希望するなら周りに強力なツテがあればうれしいですね。ハローワークを通しての就職活動ではなかなか仕事は見つかりません。

 「太陽の家」は大分県別府市にある障害者を多く雇っている社会福祉法人です。ただし、仕事である以上、障害者だからという甘えは許されないのは覚悟してください。いろいろなメニューがあり、各々の障害レベルでできそうな仕事を提供してくれる授産施設でもあります。もし正社員を目指す自信がなければ授産生として太陽の家に入ることも良いかもしれないですね。ただし、試験があります。

「太陽の家」電話0977−66−0277

 僕の意見ですが養護学校の生徒さんなどはまず社会的な視野を広げることが大事だと思います。スポーツや文化活動などのサークルに参加したりして、人付き合いや礼儀を学んでいくことで、ツテによる就職の道も開けてくるかもしれませんよ。

 それでは、かなりきついお話をしましたが、気合を入れていかなければ仕事はできません。障害者と思われないくらいに人間的強さを持ってほしい・・・僕からの願いです。

 失礼いたします。
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辛島裕樹
(個人 メール)
karasima@sweet.ocn.ne.jp
(個人 HP))
http://www4.ocn.ne.jp/~kara/
(ICAA メール)
icaa@icaa.or.jp
(ICAA HP)
http://www.icaa.or.jp/index.html
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(011018)
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